Mixiのソーシャルバナー事例

On 2011年6月25日, in ブログ, by cliph

先週こんな記事が出てましたね。

mixi のソーシャルバナー通常の10倍以上のCTRを記録

一部抜粋

ミクシィは5月31日から6月20日にかけて展開したナイキジャパンの「NIKEiD FRIEND STUDIO」キャンペーンで、既存のバナー広告にmixiのソーシャルグラフを掛け合わせた「ソーシャルバナー広告」の本格導入を行った。

その結果、通常バナーのCTR(クリック率)平均値と比べて、PC版では約11倍、モバイル版では約16倍の数値を記録したことが分かった。期間中のキャンペーンサイトへの来訪ユニークユーザー数は213万人、「ソーシャルバナー」または「mixiチェック」経由でのキャンペーンサイトへの来訪率を示すソーシャルリーチ率は80%だった。

通常の約11倍てのは中々インパクトありますね。
Mixiの通常のバナー広告のCTRを知らないので何とも言えませんが、
一般的にPC向け純広告のCTRは0.01%程度だったと思いますので、
ソーシャルバナーは0.1%強のCTRだったと言うニュアンスで受け止めれば良いでしょうか。

広告の内容としては、「NIKEiD」と言うシューズの色などを自由に選べるサービスで作成したオリジナルシューズデザインをシェア出来る様にしたもので、特徴はバナーの中にシェアしたマイミクのアイコン等が表示される点。(下図参照)
Mixiソーシャルバナー説明

マイミクの写真や名前を表示する事で、ユーザの関心を集め、CTR向上に繋げたものと見られます。

ただ、この施策の肝はあくまで「NIKEiD」だろう。
このサービスがまさにソーシャルメディアで共有し合いたいネタとして最適だったからこそ、
これ程の反応があったのであって、Mixiのソーシャルバナーだけの効果では無い事は注意したい。

とは言え、国内でこれ程話題になったソーシャルAdの事例は恐らく初めてだと思います。
ネタが面白い事が前提ですが、やはり国内でもソーシャルAdの効果は高いと言う事が示された事例だったと思います。

これを受けて今後、国内の大手企業がこぞってこの手法に取り組む事でしょう。
どんな事例が出てくるか楽しみですね。
(私はほとんどMixiログインしてないんですが。。。)

ただ、こう言う施策が一般化して、ありふれた物になるのもそう遠い日では無いでしょうから、
結局の所みんな同じ土俵の上で、いかに面白いネタを提供するかと言う勝負をする事になるのだと思います。

と言う事で言うと、今すぐにこれ系の施策に取り組むと先行者メリットがあるのかもしれませんね。

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